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(※「薬を飲み続けてもスッキリしない」「喉の違和感や咳が続く」といったお悩みの根本原因や、身体に優しい腹腔鏡手術の仕組み、気になる費用・入院スケジュールについて詳しく解説しています)
胸部と腹部の間には横隔膜という隔壁があり、食べたものを胃に運ぶ食道は横隔膜の穴である食道裂孔を通っています。食道裂孔ヘルニアはその食道裂孔が大きくなったため、腹部にあるべきはずの胃が横隔膜の上に滑り出した状態で、高齢者や経産婦に多く見られます。
胃がはみ出すことで逆流防止機能が壊れ、胃の内容物が食道に逆流しやすくなり、胸やけを主として様々な自覚症状を呈する逆流性食道炎の原因となります。 【詳細:図解で見るヘルニアと逆流のメカニズム(専門ページへ)】
逆流性食道炎に対する治療の基本は薬物療法で、多くの場合自覚症状は改善されます。しかし、薬をやめると再発する場合や、適切に服用していても症状が改善されない場合は手術が有効な選択肢となります。また、胃の脱出が大きく、肺や心臓を圧迫して呼吸困難や動悸を呈する場合も手術適応です。 【チェック:あなたが手術を検討すべき5つの基準(専門ページへ)】
手術に関しては、以前は開腹手術を行っていましたが、現在は身体への負担が少ない腹腔鏡手術を行っています。5か所程度の小さな穴をあけて手術を行い、脱出した胃を腹腔内に引き戻し、食道裂孔を縫合して逆流防止の形成を行います。
当院では2004年よりこの術式を導入しており、回復が非常に早いのが特徴です。現在は2〜5日以内での退院が標準的となっています(※最新の入院経過については、こちらのタイムラインをご覧ください)。 患者さんにとって負担の少ない手術になったことで、近年では高齢の方も含め、手術を選択される方が増えています。