今回は、健康な生活を送るためには大切な「睡眠」に関するお話です。3月18日は"睡眠の日"です。"睡眠の日"は春と秋(9月3日)の年2回あり、日本睡眠学会と精神・神経科科学振興財団が設立した睡眠健康推進機構が、睡眠や健康への意識を高めることを目的に制定したものです。そして、厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイトによると、運動習慣がある人には不眠が少ないことがわかっています。ただ、激しい運動は逆に睡眠を妨げるため、負担が少なく長続きするような有酸素運動(早足の散歩や軽いランニング、自転車エルゴメーター 等)が良いと言われています。また、1回だけの運動では効果が弱く、習慣化して継続することが大切になります。運動以外では、規則正しい食事をとることも大切です。就寝時間に近い夕食や夜食は、消化活動が睡眠を妨げるため、できる限り控えた方が望ましいです。より良い睡眠のためにも、定期的な運動習慣、規則正しい食事でより良い生活習慣を身につけたいですね。
さて、当院には、運動や食事の機能改善に向けたリハビリ職として、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が属しています。理学療法士や作業療法士は歩行などのリハビリを、言語聴覚士は咀嚼(そしゃく)や飲み込みの力を鍛えるリハビリを実施しており、NST(栄養サポートチーム)※の活動にも取組んでいます。
規則正しい生活は、排便にも良い影響を与えます。当院には排便機能外来があり、排便機能に対するリハビリも行っています。以前、当院HPのブログ・公式LINEに、排便に関する記事を紹介していますので、ご参照いただければと思います。
(https://hiroshimakinen-hp.kkr.or.jp/blog/000496.html)
※NST(栄養サポートチーム) ... NSTとはNutrition Support Teamの略であり、患者さんに最良の栄養療法を
提供するために多職種で構成された医療チームのことです。
参考:富士見市ホームページ
https://www.city.fujimi.saitama.jp/kenko_fukushi_iryo/02kenkou/kenko_jouhou/zoushin-suimin-0903.html
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-01-004.html