難治性腹水とは
お腹の中には、通常20~50ml程度の少量の腹水があり、腹膜で産生、吸収され一定量に調整されています。しかし、腹水が原因で、お腹の張りが強くなり、思い通りに食事ができなくなることがあります。食事が十分に食べれない状況が続くと、栄養状態が悪化くなり、体力が低下し、ひいては免疫力の低下につながります。
そのままに放っておくと低栄養やがんの進行から、さらに腹水が貯留するという悪循環に陥るため、いくつかの治療が試みられています。これらの治療でコントロールができない腹水を難治性腹水と言います。